かわいい表情を捉えようと、ついつい多くなりがちなアップの写真。いつもと撮り方を変えて、ぐーっと引いた「豆粒ポートレート」にチャレンジしてみませんか? 被写体の表情が見えないからこそ、ユニークな写真が撮れますよ。
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背景はシンプルに

背景にたくさんのものが映り込むと、被写体が小さいため風景に埋もれてしまいます。特に身体のラインの背景には「山だけ」「芝生だけ」と要素を絞ると、被写体の存在感が際立ちますよ。
02
逆光を利用する

逆光は、被写体の後ろから光が当たっている状態のこと。被写体の輪郭を浮かび上がらせたり、シルエットをつくったりできるので、背景との違いがわかりやすくなります。
また、手前に影が落ちるので立体感や遠近感が生まれる効果も。太陽の沈む夕方に上り坂で撮影すると、影がぐーんと伸びて楽しいですよ。
03
全身の動きを捉える

フレーム内の被写体の割合が極めて小さいときは、動作を捉えることがポイント。足を開いたり、手をあげたり、身体を傾けたりと、動いている最中の瞬間を撮れるように落ち着いてカメラを構えてみてください。普段、表情に気を取られて見えていなかった愛らしい姿を写すことができますよ。
お出かけの撮影を楽しもう!

豆粒ポートレートは、数歩下がるのではなく、とにかく離れて撮ることを意識することが大事!普段出かける場所も、撮り方を変えるだけでひと味違った写真になりますよ。もちろん、家の中で試してみるのも◎
撮影した写真は、ぜひハッシュタグ「#紡ぐ365project_albus」をつけてインスタグラムで教えてください。皆さんの日常を切り取った1枚を楽しみにしています!
#紡ぐ365project_albus
STAFF / 執筆:南澤悠佳(ROLLCAKE) / 協力:百穀レンズ 田中佳奈(フォトグラファー、紡ぐ365Project主宰)、紡ぐ365Projectコミュニティーメンバー