ALBUS(アルバス)がうまれたきっかけ
はちきれんばかりに泣いたり、キラキラ笑ったり、おかしいほど真剣だったり。ふにゃふにゃだと思っていたら、ぐっと大きくなったり。
くるくる変わっていく子どもの姿や表情、その「最高のいま」を残したい——子どもが生まれると、そんな願いからついついカメラを向けてしまいますよね。ぼくもそうです。
こんにちは、「ALBUS(アルバス)」の伊野です。

「ALBUS」は、3人の子どもの父であるぼく自身が、切実に「ほしい!」と思ってつくったサービスです。
あれは我が家に、2人目の子ども(長男)が生まれたときのこと。なつかしい気持ちもあり、2歳の長女が生まれてからの写真を見返してみたのですが……。
スマホに保存してある写真をいくらスクロールしても、果てがない。「あのイベントの写真はどれだっけ」と探しても、見つからない。「これ、何の写真?」のオンパレード。
がく然としたんです。「毎日こんなに撮っているのに、なんにも残ってない!」って。
この子たちが10歳、20歳になるころ、この写真はどうなってしまうんだろう? 子どもとデータを見返すことなんてあるだろうか?
そこで慌てて一年分のアルバムを作ってみたものの、数カ月前の記憶はもうあやふやだし、数日がかりでヘトヘトに……。
「かんたんに、気軽に、たのしく、アルバムがつくれたら」
そんなふうに公私混同まるだしで生まれたのが、「ALBUS」でした(ですから、サイトに載っている写真も、じつはすべてぼくが子どもたちを撮影したものです)。
つづけることで、未来の自分たちにプレゼント
アルバムって、ちょっと不思議な存在です。
ただ写真にプリントした状態では、宝ものじゃない。写真をしまっているときも、まだ宝ものじゃない。1冊完成したときも、まだまだ宝ものじゃない。でも、時間が経てば経つほど、家族みんなのたいせつな宝ものになっていく。
だからこそ、「ALBUS」をつくるときにいちばんこだわったのは、「つづけられること」でした。つづけないと、アルバムが完成しない。家族の宝ものにならないからです。
でも、子育て中ってホントに時間がないですよね。新生児期にはじまり、1歳には1歳の、3歳には3歳の大変さがある。だからこそ、できるだけシンプルに、かんたんに使ってもらえるようにと工夫してきました。
かわいいと好評の「ましかく写真」も、そのひとつです。縦長と横長の写真が混ざっていると、並べ方を考えないといけませんよね。でもましかくなら、写真が届いた瞬間、迷わず入れられます。

「8枚無料」が前月分だけなのも、じつは「いまやっちゃいましょう」のメッセージ。2ヶ月、3ヶ月たまると面倒になってしまうから、無料のうちにプリントしてくださいね、ということです。
「ALBUS」ユーザーの方には自称ズボラの方がとても多いのですが(笑)、おかげさまで「そんなわたしでもつづけられる!」とよろこんでいただけています。
「ALBUS」を、もっと家族の宝ものにするヒント
アルバムは、それぞれの家族にとってのかけがえのない宝ものです。どんな写真を選ぶか、正解はありません。
ただ、ALBUSユーザーのみなさんにぼくからひとつ提案するとしたら、「未来の子どもと自分」と相談しながら写真を選んでみてください、ということです。「どんな写真があったらたのしいかな?」って想像するんです。
たとえば、笑顔のアップばかりでなく「子どもの周り」も撮ってみる。親である自分たち、おばあちゃんやおじいちゃん、街の風景、リビングの様子、お祭りの屋台など、未来の「なつかしいね」を残すんです。いまは何の気なしに見ているものも、きっと「あのとき」の大事な思い出になるはずです。
アルバムの魅力って、SNSのようにおしゃれじゃなくても、スタジオ写真のようにキマってなくてもいいところですよね。むしろ他人から見たらなぜ選んだかわからないような、「ふだんの写真」がいい。
子どもの変なマイブーム、しょんぼりした背中、「病気が治って食欲が戻ったときの写真だよ」——家族だけがわかるものがたりを、ぎゅっと詰めこんでください。

あと、子どもと一緒に毎月アルバムをつくるのもオススメです。我が家ではこのとき、1年前、2年前の同じ月の写真を見返しているのですが、彼らも自分の成長をよろこんでいます。「ぼく、赤ちゃんだ! 父(うちの子はそう呼びます)はぜんぜん変わってない!」って(笑)。
ぼくは、「ALBUS」というサービスが大好きです。でもなにより、「アルバムってステキだよ」と伝えたいんです。記録するだけじゃない、記憶にも残る、みんなでのぞき込める家族の宝ものができるよって。
「いつか、子どもが巣立つときに渡したい」。そんな親御さんの思いを聞くことも多い「ALBUS」。
宝ものをつくる時間、ぜひたのしんでください。
ROLLCAKE株式会社 伊野亘輝
STAFF / ライティング:田中裕子(バトンズ) / 編集:今井雄紀(ツドイ) / 撮影:岡田裕介(ROLLCAKE)
サポーターのみなさん。ALBUSの藤井です。ALBUSの生みの親、伊野がサービスへの思いをお話します。
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