ALBUSノート

無我夢中の日々だから、成長は見返す写真で振り返る

喜怒哀楽がジェットコースターのようにめぐる幼い頃の子育て。慌ただしい日々を過ごしていると、日常のなかにあるかけがえのない瞬間を見逃しているかも、ふいに訪れた感動を忘れちゃうかもと感じるほど、子どもはあっという間に成長していきます。

Instagramで人気のkinuさんの投稿は、3歳の娘・ふうちゃんが毎朝コーヒーを淹れている日常を切り取っています。その様子は、同じシーンのはずなのに毎日全然違う。そして何より、被写体のふうちゃんが、いつも自然体で楽しそうなのが印象的なのです。

ALBUSの愛用者でもあるkinuさんは、どのように子どもに向き合っているのだろう。自然体の写真の裏側が知りたくて、お話を聞いてみました。

kinuさん
ALBUS歴:3年4ヶ月
家族構成:夫、娘1人の3人家族

泣いても、笑っても。一生懸命を見守りたい

── kinuさんが毎日更新するInstagramを見ていると、娘さんのふうちゃんの自然体の姿や、kinuさんとの間に流れる空気感に、こちらまで穏やかな気持ちになります。

kinu:ありがとうございます。ふうちゃん本人の性格も大きいと思います。変顔もよくするし、人を笑わせるのが大好きなんですよ。

おもしろいことをしてくれたときにはケラケラ笑い、ツッコミを入れたりもして、私も一緒に楽しみます。

── 笑いがたくさんある家庭なんですね。2、3歳というと自我が芽生えて「イヤイヤ」も大変そうですが……。

kinu:私も怒りますし、一緒にイヤイヤって言っているときもありますよ(笑)。お互いに感情的になるので衝突することも多いですが、最終的には「ごめんね」と言い合って収まっていくんです。

ふうちゃんには、笑うときは笑って、泣くときは泣いて、怒るときは怒って、感情を素直に出してほしいと思っているんです。どんなことにも一生懸命取り組んでほしいから、それは気持ちを表現する上でも同じかな、と。

── ふうちゃんがハンドドリップでコーヒーを淹れるようになったのはどうしてですか?

kinu:ふうちゃんがコーヒーを入れてくれるようになったのは、2歳の頃なんですが、自分から「やりたい」って言ってきたんです。

私がするのをずっと見ていたし、お菓子作りは手伝ってくれていたので、任せてみようかな、と。その代わり、ぬるいお湯にしたり、お湯の量を少なくしてポットを軽くしたりと段階を踏んでいきました。

── すてきなサポートですね。

kinu:もう1年近く毎朝のハンドドリップが習慣になっているので、だいぶ上手になりましたね。蒸らしている間は、歌ったり踊ったりお立ち台みたいな感じで自由にしていて(笑)。

コーヒーを淹れるのを見ている間も常にカメラは持っていて、瞬間的に奇跡の1枚が撮れればいいなという気持ちでシャッターを押しています。

私が「カメラを持っているのが当たり前」なのもあって、ふうちゃんもカメラを意識せず、いろんな表情を残しやすいのかもしれません。

いつもの場所で、いつものこと。日常写真で気づく成長

── ALBUSで残す写真はどんなものが多いですか?

kinu:生まれてからしばらくは、行事や「初めての◯◯」みたいなタイミングの写真が多かったんですが、最近は日常の写真が増えてきましたね。コーヒーを淹れている場面も多いです。

ふうちゃんと写真を見て、「ここにお出かけしたんだよ」とか「こういうことあったんだよ」と言い合えるようなものは注文するようにしています。

あとは、ふうちゃんにとってのおじいちゃんとおばあちゃんと一緒の写真。今は夫婦それぞれの親から離れた距離に住んでいるので、会える機会が少ないんですよ。

なかなか会えない人と一緒にいるシーンは貴重。あとから見たときに、すごく大切な時間を切り取っていたと感じます。

── どんなときにアルバムを見返すことが多いですか?

kinu:誕生日には親子で一緒に見返しています。定期的にアルバムを開くことで、出産直後の余裕がなくてほとんど記憶がない時期も、「あぁこういうこともあったな」と、思い出せるのがいいですよね。

私自身は、昨年の同じ時期はどんな気候だったかな? と確認するときや、ふうちゃんの洋服がサイズアウトしたときにもアルバムを手にすることが多くて。その洋服を着ている写真から成長を実感するんです。

左が2019年11月のハンドドリップデビューの日。右は最近のふうちゃん。

── ふうちゃんがコーヒーを入れるのは毎朝同じ場所です。そこでも成長を実感することがあるのでしょうか?

kinu:同じシーンを撮っているんですが、だんだん大きくなっているのがわかるんですよね。同じ場所に立って同じことをしているけど、たくましくなって、貫禄も増していると感じます。

そのときは気づかないんだけど、あとで写真を見返すと成長を実感することはよくありますね。

記憶と記録、それぞれの見返すタイミング

── 最後に、kinuさんにとってALBUSはどんな存在ですか?

kinu:本当に生活の一部ですね。子育てをしながら写真を整理するには自分にはぴったり。注文のタイミングが月に1度あるので、自然と行事だけじゃなく日常の写真も多く残せていると思います。

ALBUSがあるから記憶と記録を整理できているので、子育てしていく上でなくてはならないものになっていますね。

子どもの成長の一瞬一瞬を切り取ってきたkinuさん。たくさんの写真の中から選んだ、とっておきの写真たちがアルバムに詰まっているんですね。

子育て中は、毎日元気いっぱいの子どもたちと向き合うだけで精一杯。だからこそ、ちょっと落ち着いてアルバムを見返すタイミングが、家族の記憶と記録に向き合う時間になれば嬉しいです。

💡いつかのための思い出づくりが、子どもたちの今の楽しみにつながることも!
シェアするよさって?アルバムづくりの楽しさ

執筆:小野民、編集:南澤悠佳(ALBUS編集部)

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